20260626
「息を吸うと胸が痛い」「脇腹に鋭い痛みが走る」。このような症状で来院される方の中には、肋間神経痛が疑われるケースがあります。カイロプラクティック整体院の院長として多くの患者さんを見てきましたが、肋間神経痛は単なる神経の問題だけでなく、身体のバランスや姿勢と深く関係していることが少なくありません。
肋間神経は肋骨と肋骨の間を走る神経で、この神経が刺激されることで胸や背中、脇腹に痛みが生じます。もちろん、内科的な疾患や帯状疱疹などが原因となる場合もあるため、まずは医療機関での診断が重要です。しかし検査をしても大きな異常が見つからず、痛みだけが続いている場合には、筋肉や関節の機能低下が関係していることがあります。
特に現代人はデスクワークやスマートフォンの使用によって猫背になりやすく、胸郭や背骨の動きが硬くなっています。その結果、肋骨周辺の筋肉が過度に緊張し、肋間神経に負担をかけてしまうのです。また、肩こりや背中の張りが強い方ほど、呼吸が浅くなり、症状が長引く傾向も見られます。
整体では、背骨や胸郭の動きを整え、周囲の筋肉の緊張を緩和することで、神経への負担軽減を目指します。実際に施術後、「呼吸がしやすくなった」「胸の圧迫感が減った」と感じる方も少なくありません。ただし、整体は医療行為ではなく、すべての肋間神経痛を改善できるわけではありません。
だからこそ大切なのは、症状の原因を正しく見極めることです。私は日々の施術を通じて、痛みのある部分だけを見るのではなく、姿勢や生活習慣を含めた身体全体の状態を確認しています。肋間神経痛のケアにおいても、身体全体のバランスを整える視点が欠かせないと感じています。