20260528
「先生は自分でどんなケアをしているんですか?」。患者さんからこう聞かれるたびに、少し照れながらも正直にお答えするようにしています。整体師だからといって、特別なことをしているわけではありません。ただ、続けることへの意識が、一般の方と少し違うかもしれません。
まず欠かさないのが、朝起き上がる前の骨盤まわりのストレッチです。仰向けのまま両膝を胸に引き寄せ、左右にゆっくり倒す。これだけで、睡眠中に固まった腰まわりがほぐれ、骨盤のリセットができます。所要時間はわずか3分。この積み重ねが、施術で酷使する腰を守っています。
次に意識しているのが、立ち方と重心です。施術中は長時間立ち続けるため、足裏全体に均等に体重を乗せる意識を常に持っています。片足に重心を逃がす癖は、骨盤の歪みを招く最短ルート。プロだからこそ、基本ほど妥協しません。
意外に思われるかもしれませんが、深呼吸の習慣も大切にしています。施術の合間に鼻からゆっくり吸い、口からさらにゆっくり吐く。横隔膜を動かすことで内臓の位置が整い、自律神経が落ち着きます。特に忙しい日ほど、意識的に行うようにしています。
そして最も重要だと感じているのが、自分自身も定期的に施術を受けることです。自分の身体は自分では完全に診られません。信頼できる同業者に定期的に診てもらうことで、盲点に気づき、ケアの質も上がります。
セルフケアに特別な道具は要りません。必要なのは、自分の身体を後回しにしない習慣です。