20260516
「頭痛持ちなんです」と来院される患者様の首を触れると、ほぼ例外なく、深部の筋肉が石のように固まっています。カイロプラクティック整体院の院長として断言できます。多くの慢性頭痛の本当の原因は、頭ではなく首にあります。
首には7つの頸椎があり、約5〜6kgの頭部を支えながら、脳と全身をつなぐ神経の幹線が走っています。デスクワークやスマートフォンの使用による前傾姿勢が続くと、頸椎のカーブが失われ、「ストレートネック」と呼ばれる状態に陥ります。この状態では首の筋肉が常時緊張を強いられ、後頭部から頭全体へと痛みが広がります。これがいわゆる「緊張型頭痛」の典型的なメカニズムです。
さらに見逃せないのが、自律神経への影響です。 頸椎上部には自律神経の重要な調節機能が集中しています。ここが圧迫されると、血管の収縮・拡張がうまく制御できなくなり、片頭痛を引き起こすケースも少なくありません。市販の鎮痛剤を飲んでも頭痛が繰り返される方は、この神経圧迫が根底にある可能性が高いです。
問題は、多くの方が「頭痛=脳の問題」と思い込み、首へのアプローチを試みないことです。 痛み止めは症状を一時的に抑えるだけであり、頸椎の歪みそのものは放置されたままになります。
首を正しく整えることで、長年悩んできた頭痛が改善された患者様を、私は数えきれないほど見てきました。頭痛を「体質だから仕方ない」と諦める前に、まず首の状態を見直してみてください。